ジェイソン・ボーンで護身術を考えてみる2

ジェイソン・ボーンの最初の本格的な近接格闘シーンは、アィデンティティでのスイスのチューリッヒ、夜の公園のベンチで職務質問をした警官2人を相手にしたシーンでしたね。

まだ自分が何者かはっきりと思い出せず、モヤモヤとした感覚を抱えるボーンは警棒を突きつけられた刹那、数秒のうちに警官を2人とも打ち倒します。表情からすると無意識に近い状態で身体が勝手に動いたというところでしょう。

敵と相対する時、まず相手が素手か武器を持っているか、ナイフがガンかスティックか、その他の何かか、を見極める必要がありますね。更に言うなら、どちらの手に持っているか。

距離感を考える。
ガン、スティック、ナイフの順に有効な距離が遠い。ガンは近すぎると掴まれる可能性がありますね。護身をする立場からすると。大抵、攻撃する側はそんな意識ないでしょうけど。だから、相手が触れられない程度の距離は必要。スティックも距離がある程度必要ですね。振るから前後左右にスペースが必要でしょう。

もちろん、あの近い距離ならナイフが最も厄介でしょう。

この場合は警官なので、ある意味対応し易いとも言えそう。トリッキーな動きはしないでしょうから。

警官だから、ナイフはない。
ボーンは一呼吸おいて、チラッと状況を確認していますね。

動きが早いシーンですが、ボーンの動き
を追って見てみましょう。